
2026年6月15日(日本時間16日)のドジャース対レイズ戦で、大谷翔平は4打数無安打に終わり、打率が.298と3割を割り込みました。
この試合で先発したレイズのマルティネス投手は、大谷を3打数無安打に抑え、通算対戦成績は12打数無安打という驚異的な数字になっています。
なぜ大谷はマルティネスを打てないのか。
この記事では、投球スタイルと配球の特徴、大谷の打撃フォームとの相性、そして解説者が絶賛した「投球術」の中身を整理します。
2026年6月15日のレイズ戦で起きたこと
2026年6月15日(日本時間16日)、ドジャースはホームのドジャースタジアムでレイズと対戦しました。
大谷翔平は1番・DHで先発出場し、4打数無安打に終わりました。
この試合で大谷の打率は.298に低下し、約1カ月ぶりに2試合連続無安打を記録しました。
対するレイズの先発はニック・マルティネス投手。
元日本ハムファイターズ(2018〜2020年)、福岡ソフトバンクホークス(2021年)でプレーした右腕で、2022年にMLBに復帰後、2024年・2025年と2年連続で2桁勝利を挙げている実績あるピッチャーです。
マルティネスはこの試合、6回途中を投げて3失点でマウンドを降りましたが、大谷に対しては3打数無安打と完璧な投球を見せました。
大谷の各打席の内容
- 第1打席:外角チェンジアップを追いかけて右翼フライ
- 第2打席:内外角を巧みに攻められ、外角カットボールで三塁ゴロ
- 第3打席:内角高めの変化球を見せられた後、94.2マイル(約151.6キロ)の直球で空振り三振
- 第4打席:左腕マッツに代わり、外角シンカーを見逃し三振
特に第3打席の三振は、NHK BS中継の解説を務めた新井宏昌氏が「素晴らしい投球術」「大谷選手に対して完璧な投球」と絶賛するほどでした。
試合はドジャースが4−3で逆転勝利。
3回にタッカーの同点3ランホームラン、7回にロハスの代打決勝ソロホームランが決め手となりました。
なぜ大谷はマルティネスを打てないのか
大谷翔平がマルティネスに対して通算12打数無安打という成績になっている理由は、公式には明言されていません。
ただし、配球の傾向と大谷の打撃スタイルを照らし合わせると、いくつかの理由が見えてきます。
理由①:変化球の多彩さとゾーンの使い方
マルティネスの最大の武器は、変化球の種類とコントロールです。
この試合でも、チェンジアップ・カットボール・カーブ・シンカーなど多彩な変化球を駆使し、内角と外角を巧みに使い分けて大谷のタイミングを外しました。
大谷はストレートに強い打者として知られていますが、変化球でストライクゾーンを広く見せられると、甘いボールを待ちづらくなります。
第1打席で外角チェンジアップに手を出したのも、ゾーンを広げられた結果だと考えられます。
理由②:直球とのスピード差を活かした配球
第3打席の空振り三振が象徴的でした。
マルティネスは内角高めに変化球を見せた後、94.2マイル(約151.6キロ)の直球でストライクゾーンを攻めて三振を奪いました。
この配球について、解説の新井氏は「3割打者といえども、なかなか打ちづらい」「打たれたくないという思いが伝わる素晴らしい投球」とコメントしています。
変化球でタイミングを外された後に直球を見せられると、打者は反応が遅れやすくなります。
大谷ほどの打者でも、この「緩急の使い方」には対応しきれなかった可能性があります。
理由③:日本時代からの"データ蓄積"
マルティネスは2018〜2020年に日本ハムでプレーしており、同じパ・リーグの大谷(当時はエンゼルス所属だが、オフシーズンなどで対戦機会があった可能性)に関するデータを持っている可能性があります。
また、2021年にソフトバンクでプレーした後、2022年にMLB復帰してからも、大谷との対戦を重ねてきました。
メジャー復帰後の2024年・2025年と2年連続で2桁勝利を挙げているベテラン右腕だけに、大谷の弱点を熟知している可能性は高いと言えます。
理由④:大谷の打撃スタイルとの"相性"
大谷はフルスイングでホームランを狙うスタイルの打者です。
一方、マルティネスは変化球でコースを突く「技巧派」タイプの投手です。
パワーヒッター対技巧派という構図では、技巧派がゾーンを広く使い、甘い球を投げなければ、打者はなかなか手が出せません。
この試合でも、大谷は4打席で1度もヒットゾーンでバットを振れませんでした。
つまり、マルティネスの投球スタイルが、大谷の打撃スタイルと相性が悪いと考えられます。
打率が3割を切ったことは問題なのか
大谷の打率は、この試合後に.298となり、3割の大台を割り込みました。
ただし、これが「不調のサイン」かというと、そうとは言い切れません。
シーズン成績は依然として好調
2026年6月15日時点での大谷の成績は以下の通りです。
- 打率:.298
- 本塁打:14本
- 打点:41
- 盗塁:6
- OPS:.961
OPS(出塁率+長打率)が.961という数字は、メジャー全体でもトップクラスです。
また、14本塁打・41打点という数字も、シーズン序盤としては十分すぎる成績と言えます。
オールスター投票では両リーグ最多得票
2026年6月15日に発表されたオールスター・ファン投票の中間発表では、大谷は116万5133票で両リーグ最多得票を記録しました。
2位のシュワバー選手に約34万票の差をつけており、人気・実力ともに圧倒的な評価を受けています。
打率が一時的に3割を切っても、ファンからの支持は揺るがないことが数字で示されています。
「小休止」と見るのが妥当
今回の2試合連続無安打は、約1カ月ぶりのことです。
シーズンを通して見れば、打率が上下するのは自然なことであり、一時的な「小休止」と見るのが妥当でしょう。
長いシーズンでは、調子の波は必ずあります。
今後、再び打率が3割を超える可能性は十分にあると考えられます。
解説者が絶賛した「投球術」とは何だったのか
NHK BSの解説を務めた新井宏昌氏は、マルティネスの投球を繰り返し絶賛しました。
具体的には、以下のようなコメントを残しています。
3割打者といえども、なかなか打ちづらい。
大谷選手に対して完璧な投球。
打たれたくないという思いが伝わる素晴らしい投球。
では、具体的に何が「素晴らしい」と評価されたのでしょうか。
ポイント①:配球の組み立て
マルティネスは、変化球でカウントを整え、最後に直球で仕留めるという王道の配球を徹底しました。
第3打席では、内角高めに変化球を見せてから、外角低めに94.2マイルの直球を投げて空振り三振を奪いました。
この「緩急の使い方」と「コースの使い分け」が、解説者に高く評価されたポイントです。
ポイント②:大谷への"執念"
新井氏は「打たれたくないという思いが伝わる」とコメントしています。
これは、マルティネスが大谷に対して特別な意識を持って投げていたことを示唆しています。
日本時代から知っている打者であり、メジャーでも屈指のスラッガーである大谷に対して、絶対に打たれないという覚悟が投球に表れていたのでしょう。
ポイント③:変化球のコントロール
マルティネスは、チェンジアップ・カットボール・カーブ・シンカーなど、複数の変化球を自在に操りました。
これらの変化球を、ストライクゾーンの際どいコースに投げ分けることで、大谷にヒットを打たせませんでした。
技巧派投手としての「コントロールの良さ」が、解説者に評価されたポイントと言えます。
今後の対戦で大谷はマルティネスを攻略できるのか
通算12打数無安打という成績は、プロ野球の世界では「相性が悪い」レベルを超えています。
今後、大谷がマルティネスを攻略できる可能性はあるのでしょうか。
可能性①:データ分析と配球の読み
大谷は、ドジャースの充実したデータ分析チームのサポートを受けています。
マルティネスの配球パターンを徹底的に分析し、次回の対戦で変化球を見極める戦略を取る可能性があります。
特に、第1打席で手を出した外角チェンジアップのような「ボール球」を我慢できれば、四球を選んでチャンスを作ることもできます。
可能性②:打撃フォームの微調整
大谷は、打撃フォームを細かく調整することで知られています。
マルティネスの変化球に対応するため、タイミングの取り方やスイング軌道を微調整する可能性があります。
ただし、これには時間がかかるため、次回の対戦で即座に結果が出るとは限りません。
可能性③:マルティネス側の変化
一方で、マルティネス自身も年齢を重ねており、球速や変化球の切れが落ちる可能性があります。
現時点では「大谷キラー」として機能していますが、今後も同じ投球ができるとは限りません。
大谷がマルティネスを攻略できるかは、両者の調整力と適応力の勝負になるでしょう。
ネットでの反応は?
この試合について、ネット上ではさまざまな意見が交わされています。
「マルティネスすごい」という声
マルティネス、大谷を完璧に抑えてる。日本時代から知ってるだけあって、データが蓄積されてるんだろうな。
Xより
新井さんの解説聞いてたけど、マルティネスの投球術は本当にすごかった。大谷でも打てないって相当だよ。
Xより
マルティネスの投球を評価する声が多く見られました。
日本時代から知っている投手だけに、「データの蓄積」や「投球術の高さ」を指摘する意見が目立ちます。
「大谷は調子悪いのか」という心配の声
大谷、2試合連続ノーヒットって大丈夫かな?打率も3割切っちゃったし。
Xより
マルティネスが苦手なのは分かるけど、他の投手からもヒット出てないのが気になる。
Xより
一方で、大谷の調子を心配する声もありました。
ただし、OPS.961という数字を見れば、長期的には好調を維持していると言えます。
「チームが勝ったからOK」という冷静な意見
大谷がノーヒットでも、チームが逆転勝ちしたから問題なし。ロハスのホームランが決め手だったね。
Xより
野球はチームスポーツだから、大谷が打てなくても他の選手が打てばいい。今日はそれが機能した。
Xより
チームの勝利を優先する冷静な意見も多く見られました。
ドジャースは逆転勝ちを収めており、大谷が打てなくてもチームとしては問題ないという見方です。
まとめ:大谷とマルティネスの「相性」は今後も続くのか
2026年6月15日のレイズ戦で、大谷翔平はマルティネスに対して4打数無安打に終わり、通算12打数無安打という成績になりました。
マルティネスの多彩な変化球と配球術、そして大谷の打撃スタイルとの相性が、この成績の背景にあると考えられます。
打率が.298に低下したことは事実ですが、OPS.961という数字を見れば、長期的には好調を維持していると言えます。
今後、大谷がマルティネスを攻略できるかは、データ分析とフォーム調整の成果次第でしょう。
今後も新しい情報が入り次第、追記します。
追記情報
※新情報が入り次第、こちらに追記します。